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国体予選

岳連の仕事で国体予選の準備と予選大会の運営を手伝った。最近は、クライミングを頑張っている人のために大会などの準備をしたり、山岳センターの利用者講習会をしたりと裏方の仕事を手伝っている。若いやつらの元気のいいクライミングは見ている側も元気になる。しかし、今年の若いやつらは今ひとつ元気がなかった。本気が足りないのと明確な目標を持って努力しているやつがいない。登りからそう感じた。国体予選はルート競技である。少なくとも普段やっているボルダー課題だけでは持久的に厳しいはずである。それを見据えてトレーニングしてきたと思われるやつがいなかったのは残念だ。
Push the limits.これに本気で挑むことにクライミングの醍醐味があると私は考える。そもそも、限界などスマートには超えられない。全てを出し切って初めて成しうることである。かっこよくやスマートにというスタイルを重視しすぎのやつが多い。限界に対してのとらえ方は時と場合によって違うかもしれない。グレードであったりコンペの成績であったりルートや課題そのものであったり。しかし、それら全てに共通でいえることは、本気で挑まなければそれらを超えることは出来ないという事である。目標を見つけ、ひたむきに自らを鍛える姿を私は美しいと思う。努力が流行らない言葉にならないように若者たちには語りかけたい。
by WATER_LAND | 2005-04-16 08:32 | Climbing


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